結婚式で両親に贈るプレゼント・記念品|定番6品の比較と新しい選び方
結婚式の準備が大詰めを迎えるころ、多くの新郎新婦がふと立ち止まるのが「両親へのプレゼント選び」です。プランナーからは花束やウェイトベア、花時計といった定番を提案されたものの、「うちの親に本当に合っているのだろうか」と感じて、検索窓に向かった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、両親贈呈品の役割と相場といった基本から、定番アイテムの公平な比較、名入れ品の注文スケジュール、そして「式のあとも毎日使えるかどうか」という新しい選び方の軸まで、順を追って整理します。

両親贈呈品とは——披露宴の最後を締めくくる「感謝のセレモニー」
贈呈セレモニーの位置づけ
披露宴の終盤、新婦の手紙朗読に続いて行われるのが、両親への記念品贈呈です。ゲスト全員が見守るなかで感謝を伝える、式全体のクライマックスともいえる時間です。
「子どもとしての最後の挨拶」であり、「新しい家族としての最初の挨拶」でもある——そんな節目の意味を持つセレモニーです。近年は「贈呈品なし・手紙と花束のみ」を選ぶカップルもいますが、いまも多くの新郎新婦が何らかの記念品を用意しています。形に残るものがあることで、ご両親にとっては式のあとも折にふれて感謝を思い返せるからです。
相場は両家合わせて1〜3万円が目安
両親への記念品の相場は、一般に両家合わせて1〜3万円、片方のご家庭あたり5千円〜1万5千円程度といわれます。
ただし、これはあくまで目安です。高価すぎるとかえってご両親が恐縮してしまうこともあり、金額よりも「誰に、何を、どんな想いで贈るか」のほうがずっと大切です。
定番アイテムを公平に比較——それぞれの良さと向き不向き
まずは、プランナーからもよく提案される定番を一覧で整理します。どれも長く選ばれ続けてきただけの理由がある、良い選択肢です。
| アイテム | 良さ | 検討したいポイント | 向いているご両親 |
|---|---|---|---|
| 花束 | 贈呈シーンがもっとも華やか。準備も手軽 | 式のあとに形が残りにくい(保存加工は可能) | 当日の華やかさを重視したい |
| ウェイトベア(体重計ベア) | 生まれたときの体重を再現する物語性 | 飾る場所が必要。好みが分かれることも | 感傷的な演出を喜んでくれる |
| 花時計・フォトフレーム時計 | 実用性と記念性を両立できる | 他のお祝いの品と重なる場合がある | インテリアに馴染む品を好む |
| 三連時計 | 一枚の板から作る「つながり」の象徴 | 両家+新居の3点セットが前提になる | 両家の一体感を大切にしたい |
| 食器・ペアグラス | 日常で使える。名入れにも対応しやすい | 割れ物のため「使わずしまわれる」ことも | 晩酌や食事の時間が好き |
| 旅行券・カタログギフト | 好きなものを選んでもらえる自由さ | 記念品としての「形」は残らない | 物より体験を好む |
こうして並べると、どの定番にもはっきりした役割があることがわかります。だからこそ迷ってしまうのですが、選択を絞り込むための軸をひとつ、ご提案させてください。
選び方の新しい軸——「式のあとも、毎日の暮らしに残るか」
贈呈品選びで意外と見落とされがちなのが、「式が終わったあと、その品がご両親の暮らしのどこに置かれるか」という視点です。
飾るタイプの記念品は、リビングの一角で式の思い出を静かに保ち続けてくれます。一方、実際に使うタイプの記念品は、思い出を「日常の動作」のなかに溶け込ませてくれます。毎朝の支度のたび、夕食の準備のたび、ふと式の日のことがよみがえる——そんな贈り物です。

ご両親のこれからを考えると、何十年と続く毎日の暮らしのなかに「使うたびに子どもを思い出すもの」が一つあることの意味は、決して小さくありません。この軸で定番を見直すと、食器やグラス、そしてもうひとつ、意外に思われるかもしれない選択肢が浮かび上がってきます。
「毎日使える記念品」の代表格——包丁という選択肢
台所に立つ人の、いちばん近くにある道具
包丁は、料理をする人が一日に何度も手に取る道具です。「実用性」「長く使えること」「名入れなどの記念性」という両親贈呈品の条件を、実はすべて満たしています。
きちんと作られた包丁は、研ぎ直しながら10年、20年と使い続けられます。「式の日から始まる長い時間」をご両親と一緒に過ごす記念品になり得るのです。

「縁が切れる」は大丈夫?——刃物は本来、縁起物という考え方
気になるのは縁起の問題でしょう。しかし日本では古くから、刃物は「災いを断ち切り、未来を切り開く」縁起物と考えられてきました。神事の献上品として刃物が納められてきた歴史もあり、門出の贈り物にふさわしいという考え方が、伝統としてはむしろ先にあります。
ふたりの新しい門出と、ご両親のこれからの日々。その両方を「切り開く」品と捉えれば、結婚式という晴れの日にこそ似合う贈り物です。
それでも気にされる方のためには、受け取った側が5円玉を渡して「買ったことにする」ことでご縁をつなぐ、昔ながらの風習があります。詳しくは包丁のプレゼントと縁起の完全ガイドをご覧ください。
「声」を刻める、世界にひとつの包丁 HEART KNIFE(ハートナイフ)は、贈る人の声の波形をそのまま刃に刻印できるセミオーダーの包丁です。専用アプリをかざせば、刻まれた声が何度でもよみがえります。
→ 声の刻印の仕組みを見る
→ 自分だけの一本をつくってみる

「声を刻んだ包丁」を贈呈するという演出——手紙朗読のその先へ
HEART KNIFEは、贈る人の「声の波形」を刃に刻印できるセミオーダーの包丁です。製作を担うのは、堺孝行ブランドを手がける大阪・堺の青木刃物製作所。堺打刃物の職人が一本ずつ仕上げます。
想像してみてください。披露宴の終盤、手紙の朗読が終わり、会場が静かな余韻に包まれたあと。ご両親の手に渡るのは、花束とともに差し出される一本の包丁です。
その刃には、「お父さん、お母さん、ありがとう」——おふたりの声そのものが、波形となって刻まれています。司会者がそのことを紹介した瞬間、会場の空気が変わるのを感じるはずです。

手紙が「その日一度きりの朗読」だとすれば、声の刻印は「何度でも再生できる手紙」です。式のあと、ご両親が台所でスマートフォンをかざせば、専用アプリからあの日の声がいつでもよみがえります。
三徳包丁・牛刀・ペティナイフから選べて、刃材(シルバー/ブラック)や柄のバリエーションも用意しています。仕組みの詳細は声の刻印の解説ページを。結婚のお祝いに包丁を選んだ方の様子は、友人の結婚祝いに贈った方の実話インタビューでも読んでいただけます。

両家で揃える?いつ注文する?——段取りの実務ガイド
両家で同じものを贈るべき?
基本は「両家で同格のものを揃える」が無難とされますが、絶対のルールではありません。
- 両家とも料理好き → 同じ品で、名入れや刻印の内容だけ変える
- 片方の親御さまが他界している・欠席される → 当日は片方のみに贈呈し、もう一方へは後日ご自宅で手渡しする形も
- 実親と義親で好みが大きく違う → 金額感を揃えたうえで品物を変えても、失礼にはあたりません
迷ったときは、両家の関係性をいちばんよく知るおふたりの感覚を優先して大丈夫です。
名入れ・刻印ものは「式の1ヶ月前」までに注文を
名入れや刻印をともなう記念品は、製作に時間がかかります。HEART KNIFEの場合、声のデータをいただいてから製作まで約2週間。
ただし式の直前は、席次表の確定や最終打ち合わせで想像以上に慌ただしくなります。声の収録をやり直す余裕も見込んで、式の1ヶ月前までのご注文をおすすめします。

式場への「持ち込み」確認を忘れずに
贈呈品を式場の提携外で用意する場合、持ち込みの申請が必要なことがあります。プランナーには早めに「両親贈呈品は自分たちで用意する」と伝え、当日の保管場所と、介添えスタッフからの受け渡しタイミングを打ち合わせておきましょう。
包丁の場合は化粧箱に入れたまま贈呈する形が一般的で、見た目の品格と安全面の両方で安心です。
よくある質問
Q. 両親贈呈品は必ず用意しないといけませんか。
A. 必須ではありません。手紙と花束のみのカップルや、後日あらためて手渡しする方もいます。ただ、形に残る品があると式のあとも感謝を思い返すきっかけになるため、多くの新郎新婦が何らかの記念品を用意しています。
Q. 相場はいくらくらいですか。
A. 一般に両家合わせて1〜3万円程度が目安といわれます。金額の多寡よりも、ご両親の暮らしに合っているかどうかを優先して選ぶのがおすすめです。
Q. いつまでに注文すればいいですか。
A. 名入れ・刻印など製作をともなう品は、式の1ヶ月前までの注文が安心です。HEART KNIFEの製作期間は約2週間ですが、声の収録や内容の相談にかかる時間も見込んでおきましょう。
Q. 包丁を贈るのは縁起が悪くないですか。
A. 「縁が切れる」という言い伝えがある一方で、日本では古くから刃物は「災いを断ち切り、未来を切り開く」縁起物とされてきました。気になる場合は、受け取った側が5円玉を渡してご縁をつなぐ風習もあります。詳しくは縁起の解説記事をご覧ください。
Q. 両親があまり料理をしない場合はどうすれば。
A. 無理に実用品にこだわる必要はありません。この記事の比較表を参考に、ご両親の暮らし方に合うものを選んでください。よく料理をされる側のご家庭にだけ包丁、もう一方には別の品、という組み合わせも自然です。
Q. 当日はどうやって渡すのですか。
A. 手紙朗読のあとの記念品贈呈で、介添えスタッフから受け取ってご両親へ手渡しするのが一般的な流れです。事前にプランナーと受け渡しのタイミングを確認しておくと、当日落ち着いて臨めます。
まとめ——「ありがとう」を、その後の毎日へ
両親贈呈品に、唯一の正解はありません。花束の華やかさも、ウェイトベアの物語性も、三連時計の象徴性も、それぞれに素晴らしい選択です。
そのうえでこの記事では、「式のあとも毎日使えて、使うたびにあの日の声まで思い出せる」という、もうひとつの選択肢をご紹介しました。披露宴の数分間で終わらせない「ありがとう」を、ご両親のこれからの毎日に届けてみませんか。
披露宴の「ありがとう」を、一生ものの一本に HEART KNIFEでは、両親贈呈品としてのご利用をまとめたブライダル向けのご案内ページをご用意しています。結婚式での演出や段取りのご相談も承ります。
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